いきなり一級船舶免許に挑戦!? 一発合格するためのコツと注意点

いきなり一級船舶免許に挑戦!?一発合格するためのコツと注意点
ヤマモト

こんにちは!編集部のヤマモトです

海や湖、川でのマリンレジャーを楽しむためには、船舶免許が必要です。

船舶免許には、海や湖川などで、船やボートを操船できる小型船舶免許(1級・2級)とジェットスキーを操船できる特殊小型船舶免許の2種類がありますが、ここではより幅広い範囲で航行できる小型船舶免許のうち、「一級船舶免許」について紹介します。

一級船舶免許とは

一級船舶免許とは、総トン数20トン未満の小型プレジャーボートやヨットなどに乗ることができる資格です。

また、二級船舶免許では海岸から5海里以内の沿岸近海区域や内水面(湖や川など)と限定されていますが、一級船舶免許の場合は、航海範囲に制限なく自由に航行することができます。

一級船舶免許を取得するには、国家試験に合格する必要があります。

国家試験は、学科試験実技試験からなります。

学科試験では、法令や安全対策に関する問題を50問中35問以上正解する必要があります。

実技試験では、操縦技術や救命具の使用方法などを実際に行う必要があります。

国家試験に合格するためには、事前に講習を受けることがおすすめです。

講習を受ける方法は大きく分けて3つあります。

船舶免許の取得方法!

  • 免許スクールに通って取得する
  • 登録小型船舶免許教習所で取得する
  • 独学で取得する(非推奨)

それぞれの方法について見ていきましょう。

船舶免許を取るまでの流れと注意点!
参考記事【5分でわかる!】船舶免許を取るまでの流れと注意点!

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免許スクールに通って取得する

免許スクールで学科講習と実技講習を受講修了し、国家試験を受験する方法です。

免許スクールでは国家試験合格に向けてカリキュラムに沿った内容で講習を行います。講習日程や費用は各スクールによって違いがあります。

比較的、登録小型船舶免許教習所よりも免許取得までの費用や日数が少なくなる場合が多いです!

登録小型船舶免許教習所で取得する

国土交通省に登録されている小型船舶免許教習所に入校し講習と国家試験と同様の試験に合格することで船舶免許取得を目指します!

学科講習と実技講習を受講するところまでは免許スクールと同様で、講習を受講した後に国家試験と同等の内容の修了試験を教習所で受験し、合格すれば船舶免許が取得できます。

↓ 全国の登録小型船舶教習所こちらから確認できます。

登録小型船舶教習所一覧(国土交通省)

独学で取得する(非推奨)

免許スクールや登録小型船舶教習所に通わず独学で勉強し、国家試験を受験する方法です。

国家試験の学科試験の項目については独学でも勉強可能ではありますが、実技試験は、実際の船に乗船して講師から指導を受ける必要性があるため、登録小型船舶免許教習所や免許スクールで実技講習を受講することが必須となります!

そのため、実技講習を受講のみでは割高となってしまうため、結果的にスクールに通うのと金額的には大差ありません。

独学のみで勉強するのであれば、免許スクールや登録小型船舶免許教習所に通って正しい知識を身に着けて国家試験にのぞみましょう!
(もちろん、学科講習を受講している場合でも安心せず、ある程度個人で勉強することも必要です!)

一級船舶免許に挑戦するコツと注意点

一級船舶免許は、その他の船舶免許(二級船舶免許・特殊小型船舶免許)に比べて、合格率が低くなっていることからわかるように、難しくなっています。

一級船舶免許の合格者数

実施年受験者数合格者数合格率
2021年7,2946,72392.2%
2020年6,9746,44892.5%
2019年5,1744,70991.0%

一級船舶免許に挑戦する際には、以下のコツと注意点を参考にしてください。

一級船舶免許に合格するコツ

  • 学科試験:海図の問題に対策をすること。海図の問題は難易度が高く、過去問と同じものが出ることは少ないので、海図の作成方法や計算方法をしっかり理解しておく。
  • 実技試験:人命救助や離着岸は難しい項目なので、講習の際にしっかりと練習しておきましょう

二級船舶免許を取得せずにいきなり一級船舶免許を取得することも可能ですが、一級船舶免許の試験では二級船舶免許の範囲も出題されます。

そのため、二級船舶免許の内容もしっかりと理解しておく必要があります。

学科試験では、法令や安全対策に関する問題が多く出題されます。

特に海図の問題は難易度が高いと言われています。海図の問題は過去問で出題パターンを覚えることが重要です。

また、海図の問題ではデバイダーという道具を使うので、初めて使用する方は講習でしっかりと使い方も学びましょう。

試験当日には、持ち物としてデバイダーや筆記用具を忘れずに持参しましょう。

参考記事【学科試験対策はコレ!】小型船舶免許おすすめ問題集・テキスト・参考書ランキング

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実技試験では、操縦技術や救命具の使用方法などを実際に行います。

実技試験は合格率が非常に高いと言われていますが、油断は禁物です。事前に教習でしっかりと練習しておきましょう。

また、実技試験では安全意識やマナーも重視されますので、注意しましょう。

まとめ

一級船舶免許は、小型プレジャーボートやヨットなどに乗ることができる資格です。

国家試験に合格する必要がありますが、事前に講習を受けることで合格率を高めることができます。

講習を受ける方法は3つありますので、自分の都合や予算に合わせて選ぶことができます。

一級船舶免許に挑戦する際には、二級船舶免許の内容も理解しておくことや、海図の問題や実技試験に対策することが重要です。

一級船舶免許を取得すれば、海や湖、川でのマリンレジャーをより楽しむことができますよ!

船舶免許.com ではおすすめの船舶免許教習所をご紹介しています。

船舶免許の取得を考えている方はぜひ一度ご覧になってみてください!